選択性夫婦別姓を推進するぜぇ 社会主義は私も高く評価しているけど,生産性が上がるのが大前提. 我々が大学生のころはまだまだ成長するはずだったが, 21世紀となった今はもう無理だろう. こんだけ人口が増えちゃって食料が限られてくると 一国だけの経済成長は他国の農地や食料を奪うことになりかねないからね. シカゴセブンの面々もかなり右に転向したし, ブラックパンサーの面々も当時の面影がないが
よく聞かれる質問なのでとりあえず答えておこうと思って作ったメモ.

なぜ加藤はサヨクを自称するか?
左翼的思想が人気がないがあえて復権を願って...(つーか復権しなくてもいいから,邪魔はしないで欲しいだけ)

1.人間は生物的な存在であると同時に社会的な存在である.
  生物的存在に力点をおくと,(A)
  ・男ってのは○○なんだ.
  ・日本人は○○な民族である.

  例でいえば
  ・夫婦別姓は伝統的日本文化を破壊する.
  ・刑務所は罪を犯した罪人を懲らしめる場であるべき.
  が前提にした考えになる.

  社会的な存在あるいは理性的存在だとすれば(B)
  ・人間は環境の動物だ
  ・環境あるいは教育で人間は変えられる.
  例でいえば  
  ・夫婦別姓は個人尊重のために必要.
  ・刑務所は教育再生の場であるべきで懲罰の場ではない.

  という考えになる.
  私は基本的に(B)の立場を取る.

2.マルクスの言葉の中で特筆される言葉があるとすれば
  私は『生産関係は生産諸力に依存する』だと思う.

  ぶっちゃけた話,生産高次第で
  王様←→農奴
  大統領←→平民
  殿様←→百姓
  スターリン←→ロシア人民
  などの生産関係が決まると考えている.

  関数で書くと f(GDP)= 政治的力関係 ということだ.

  今の日本で表現すれば
  f(GDP)=本来の日本の政治状況
  なのだが,実は
  f(GDP)=本来の日本の政治状況×日本人の民意の成熟度
  だと思っている.

  私は日本のGDP(500兆)だとすれば,もう殿様←→百姓の世界には戻れない
  と考える.

3.時代は 国家から個人
      組織から非組織
      単一民族主義から多民族共存主義
      統一性から多様性
      局所から国際
      金儲けから心の豊かさ
  などと,基本的には→流れてきたが,
  現時点では左項目と右の項目が共存する世の中になったと思っている.

  個人に重きを置くがゆえに人権,教育,福祉,...が重視される.
  これを担うのはやはり左翼の考えだろう.

4.ただし,日本における左翼運動はいびつだ.
  日本共産党における官僚主義,金太郎飴のような党員を輩出する民主集中制
  革共同両派における内ゲバなどおかしい!
  社会党・社民党の55年体制の引きずり具合,労組依存体質.
  新社会党の時代錯誤
  市民運動の経営センスのなさ.
  全般的に言える経済・金融音痴

  質と量とスピードで重視すべきは量とスピード.
  だが質,しかも同質にこだわったので左翼運動は純化し分裂した.
  おそらく融合した組織より分裂した組織のほうが多いだろう.

  同志という言い方に現れるが,異なる価値観をもつものを味方にする方策を考えなかった.
  (よって他の志をもつ人とのコミュニケーション論,ペレゼンを軽視している)
    いままでの政治運動は,同じ志にこだわるがあまり,同志のみを探し,
  違いがわかると純粋がゆえに同士討ちや分裂が起きる.
  右翼もサヨクもそうでしょう.
               ・・
  大切なのは異なる志を持った異志をも巻き込める
  質の高いマネージメント能力.
  難しそうだが民間起業では当たり前に行っていることだ.

  日本人は特に付和雷同風見鶏.量を求めておけば小数が質を担える.
  少数精鋭は敗北主義の言い訳だった.

5.マルクスの間違いは
  ・順進史観           (単純化しすぎたネ)
  ・非主体思想(歴史が人間を作る)
     (歴史における個人の役割を考えるべきなのだが, 
      ロシアの思想家プレハーノフはこんなこと言ってレーニン達ににいじめられた ^^;
      キ○ガイ国家の創立者の主体思想は狙いはよかったのかもしれない.)
  ・ヨーロッパしか見えなかった  (ボーッとしてたんだろう)
  ・3次産業(サービス業)が見えなかった(この時代はやむを得ないだろう)

6.マルクス学者(A)とマルクス主義者(B)を混同しないで欲しい.
  全然違うのだから...

  大内兵衛,向坂逸郎は(A)と(B) もっともこれは自称であって私は認めないよ.
  大塚久雄や丸山真男は(A)だけど(B)ではない.
  小林多喜二は(A)ではないが(B)

  ついでに唯物史観も誤解されている.
  モノ重視をする考えではなく,道理の根本を心に置かない考え.

7.今の世の中なんでもありの多様性重視文化になった.ポストモダン.
  それへの反動でわかりやすい考えが望まれているように思われる.
  一例は   安易な民族主義,日本文化重視論
  もう一方に 安易な構造主義擁護論,好きな事言っちゃえ多様性モダニズム.

  注目は アントニオ・ネグリの『帝国』 ただいま翻訳中らしい.


  そろそろ百花なんとかにあきてネグリはああいったこういったということで
  自己を正当化するオッチョコチョイが現れることは十分予想される.

  また,議論好きなポストモダニスト達の『よいオモチャ』にならないことを望む.

8.なんで最近の加藤がミギミギに甘くなったかといえば,
  日本を取り巻く状況はもうすでに厳しく,左右どっちも呉越同舟で沈みそうだから.

9.憲法について(いまかいてるとこ♪ 補充中)
  憲法ができた当時,戦争は国と国の闘いであったがゆえに
  戦争を推進する側も止める側も『国』への働きかけにエネルギーを使っていたが
  今,戦争は必ずしも国家同士の闘いとは限りません.
  むしろ,内戦,ゲリラ,テロ,キチガイ国家などまともな外交が通用しない環境が
  できてしまっている.

  私の記憶だが
  ・ベトナム戦争 南ベトナムの政府軍VS南ベトナム解放戦線
   これが南ベトナム+アメリカVS北ベトナム(←中国ソ連)
  ・アフガン
  ・湾岸戦争
  など宣戦布告なしに戦争に突入し,国際法で禁止されているはずの市民虐殺を行っている.

  日本国憲法の理念の美しさはわかるが当時憲法を作り,支持した人は
  まさか日本が
  ・キチガイ国家の脅威にさらされているとか
  ・イスラム原理主義者のテロの恐怖があるとか
  ・オウムが国家転覆を考えている
  とは考えなかっただろう.
  つまり戦争や有事は国家がらみの概念だったはずだ.

  また,憲法で戦争はしないと言っているのだから
  護憲の人は戦争が起きたら逃げるとも言えないでしょう.

  私の今の気持ちは改憲ヤムナシ.
  ただ戦車や戦闘機をバンバン作る軍備を推進するつもりもない.

10.靖国神社
  第2次世界大戦で亡くなった軍人の慰霊のための施設を作ったり維持することに
  異論はない.
  ただ,靖国神社という神社にする必要もないと思う.
  理由は,宗教上の理由等で神社では祀られたくない人もいるからだ.

  日本の大らかな神々の文化を否定しないし,むしろ親近感を感じるが
  神社を嫌がる人を説得できないと思う.

  戦犯の合祀について,むろん論議すべきと思うが,私はそれほど抵抗感はない.

  靖国神社には第2次世界大戦での戦没者だけが祀られているわけではない.
  明治維新時の会津藩士で,蛤御門の変で戦士した藩士は祀られ,
  それ以後朝的になった藩士は入れてもらってない.
  2.26の兵士もダメ.
  西郷隆盛もダメ.

  ってことは,天皇に逆らった人間は国家を思って行動しても
  祀られないことになる.
  やはり靖国神社は,国家イデオロギーを感じざるを得ない.

  なお,パラオをはじめ,南方や各戦線で戦死した遺骨の収集をしていないのは
  死んだ人間すら棄民にしてしまう冷たさを感じてしまう.
  堀さんがパラオで遺骨収集を実際になさっていることは高く評価したいと思う.

  国会議員や首相の参拝はお好きにどうぞ.
  参拝も公式も私的もないないと思う.
  
  中国・韓国が抗議するのは,内政干渉であり,とやかく言われる筋合いもないだろう.
  
11.
  A.個人の生活や命が一番大切と考えるか,
  B.国家あっての個人と考えるか

  私はA

12.日本の右翼は対権力闘争をやったことがない.
   以前の左翼ならゲバ棒を手にして警官隊と対峙したするなど朝飯前だし,
   皇居にミサイルも飛ばすし,
   海外では銃撃戦をやるし,
   内ゲバで死者も出すし,
   諜報活動においても,革マル派の盗聴・通信傍受技術は有名だが,
   右翼が日本刀を持つと,三島事件のように自らの腹にあててしまう.

   憲法第9条の精神を受け継ぎ,
   不戦の誓いを忠実に守り,
   平和を愛しているのは日本の右翼かもしれないネ.



参考:ネグリの帝国について
  :ドキュンな夫婦別姓になったわけ

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